そつろん日誌!

卒業論文制作に奮闘している文系大学4年です。

Excelで縦書きの表がつくれるとは

縦書きの表をつくりたい!

卒論制作において昨日ぶつかったカベ。いろいろなサイトを旅しながら、やっとやり方がわかりました。試行錯誤にたくさんの時間を費やしたことがくやしかったので、ここにそのやり方を記しておくことにします。

 

できあがり図がコチラ

源氏物語』の中にでてくる「長恨歌」を抽出して、表にしたものです。 f:id:kikiyu:20180921110556p:plain

・・・・Excelって縦書き、しかも右から左にセル入力をしていくなんてコト、できるんですね。知らなかった。

 

Excelで縦書きの表をつくろう~

①縦書きを選ぶ

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②「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」→「シートを右から左に表示する」

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たったコレだけとは・・・・

 

さらに、表の縦軸と横軸を入れかえることもできます。とても便利ですね。f:id:kikiyu:20180921110145j:plain

こちらもやり方はカンタン。

 

①コピー

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②「形式を選択して貼り付け」

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③「行列を入れ替える」

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こんなにカンタンなコトがなかなかできなかった昨日

の自分が恨めしい・・・・

文明の機器の便利さに追いつけず、文明の機器にふりまわされた1日でした。

”ロマン” がたいせつ

前回の記事でも書いたとおり、卒論テーマは『源氏物語』と「長恨歌」。

このテーマを選んだ決め手はズバリ、

なんとなくロマンを感じるから。それだけです。

何しろ卒論はこれから1年近く付き合っていくモノ。そこにロマンがなくては向き合い続けることなんてできません。

それでは、ここで『源氏物語』と「長恨歌」のストーリーとロマンを、独断と偏見をもって紹介させてください。

 

源氏物語

いわずと知れた、モテ男「光源氏」の恋愛物語。彼のストライクゾーンは広く、自分の親世代から子ども世代、美人から個性派まで、さまざまな女性との恋愛をくり広げます。

ロマンがあるのは、その物語構成です。

光源氏の父と光源氏が、同じような構図、同じような文章表現で、同じようなストーリーを生きるのです。トキメキがとまりません。

 

長恨歌

とてもカンタンにいうと、中国の皇帝が愛する人を失ってひどく悲しむ話です。

この作品にはロマンにあふれたコトバがたくさんでてきます。例えば、

「私という木とあなたという木は、枝を絡めて、まるで1本の木であるかのように存在でいよう」

「私もあなたも翼が片方しかない鳥。だから常にとなりあって、支えあって飛ぼう」

1番ロマンを感じるのは、皇帝が死んでしまった恋人から伝言を受け取る場面です。

天国にいる恋人は、皇帝に人づてにメッセージを伝える際、ある工夫をします。

それは「ホントウに自分からのメッセージである証拠をみせること」

皇帝に自分からのメッセージだと信じてもらわなければいけませんからね。そのために、天国の恋人は、自分と皇帝2人しか知らない事実をメッセージに織りこみました。

その2人しか知らない事実が、7月7日に交わされたこの言葉です。

「私という木とあなたという木は、枝を絡めて、まるで1本の木であるかのように存在でいよう」

「私もあなたも翼が片方しかない鳥。だから常にとなりあって、支えあって飛ぼう」

死に別れ、もう二度と会えない2人の切ない愛。トキメキが止まりません。

 

このロマンにあふれた2つの作品。

なんと、さらにロマンにあふれた事実があります。

源氏物語』には長恨歌」の引用(パロディ?オマージュ?)が何度も登場するのです!

もちろん「私もあなたも翼が片方しかない鳥。だから常にとなりあって、支えあって飛ぼう」も出てきます。このロマンを見逃すわけにはいきません。

 

このようにして卒論テーマは『源氏物語』の中に登場する「長恨歌」に着目してなんとかするに決まったのでした。

 

ごあいさつ

こんにちは。

はじめまして、文学部4年「ききゆ」です。

”大学生になったら法律の勉強をして、かっこいい法曹関係者になれたらいいな”・・・・そんな淡い夢を抱いて、大学受験では法学部を第一志望にしていました。

 

しかし私はなぜか、というより大学受験という壁にはばまれて、文学部に入学。

・・・・あれから約4年。

 

ついに一大イベントがやってきました。そう、卒業論文制作です。

幸いなことに、4年間の文学部生活のおかげで、卒業論文テーマはなんとなく浮かんでいました。

源氏物語』と「長恨歌

このテーマで卒業論文を書こう、そう決めたのは去年の秋でした。

あれからもう1年近くたっているのに大した進捗もない・・・・!

卒論提出は12月頭。目安文字数は4万字

・・・・間に合うのか?

さすがに焦りだした私はブログという形で卒論進捗日誌をつけることで、

ダレかに見られている・・・・!

という緊張感のもと、本格的な卒論制作に踏みこんだのでした。

 

今後は卒論の進捗をつらつらと記録したり、テーマについて漠然と考えたことを吐き出したりしていこうと思います。

どうぞよろしくお願いします。